地球温暖化が止まらない。本当にCO2削減で地球が救えるか?

地球温暖化対策を訴えるスウェーデンの16歳、グレタ・トゥーンベリさん。

16歳の女の子が、世界の指導者をコケ落とす。環境問題を掘り下げ、科学的根拠を裏付けに、金儲けの視点、で環境問題をなおざりしている大人たちは許せぬ!と怒りの発言。

たった一人で、行動を起こし、デジタルで発信。SNSで拡散して、世界中の若者たちが同調して、サポーターが増えてゆく。凄い時代になったものですね。

温暖化といえば、各国のCO2排出量の比較を、最近は、良く目にする。

日本は、まだ、まだ、火力発電に頼っている。この弱みがある。家庭部門のCO2は低水準だが、産業部門のCO2排出量が多いのが頭痛の種だ。 石炭エネルギーセンター(JCOAL)の北村 雅良会長によると、石炭からカーボンフリーの新エネルギーを生み出す々なプロジェクトを立ち上げ、研究がかなり、進んできているという。その成果を期待したいところだ。

一方、フランスの産業部門のCO2排出量が低いのは、原子力発電に頼っているからにすぎない。僕に言わせれば、こちらの方が問題。廃棄物をどうするんだろう? 日本の3.11の例がある様に、思いも掛けない天災で問題が生じる可能性ばかりか、ドローンが武器になる今日この頃、世界的な紛争に巻き込まれたら、一体、この原子力発電所を守る事ができるのだろうか?

人とはなんと愚かな生き物だろうか。温暖化という言葉を聞いて、30年は経つだろう。元を辿れば、イギリスの産業革命。石炭・石油といった化石燃料を使い始めた、1850年頃から蓄積されてきた問題だ。科学者の間で始めて、世界規模で議論され、発表されたのは、豪州フィラハで地球温暖化を考える世界会議。1985年の事だ。

CO2排出量だけでなく、地球という我が家を守るためには、原子力発電に頼りすぎる国家こそ、問題になるのではないかね?